『達成の人』が文庫になりました
- 2012.01.24 Tuesday
- 19:08
まる2年前に中央公論新社から単行本で出して頂いた
『達成の人 二宮金次郎早春録』が文庫本になりました。
基本、私は無名な人を描くことが多いのですが、
二宮金次郎というのは名前は超有名なのに、
薪を背負ってる銅像のイメージばかりが強烈で、
血の通った人という感じがしないのです。
何をした人なのかも、あまり知られていないし。
だから私の中では、あまり知られていない人と
ほとんど変わりがない意識で書いてみました。
誰にでもわかりやすく、誰にでも共感して貰えるように、
彼の子供の頃から青春期までに焦点を当てて描いています。
苦労に苦労を重ねた少年が、自分の力で大地を踏みしめて立ち上がり、
さらには人々のためにも働けるようになる過程を、
ぜひ、読んで頂きたいと思っています。
今現在の社会情勢を鑑みると、本当は大人になってからの金次郎の働き、
特に農村復興などに力を入れて書ければよかったのだけれど、
その辺は解説で、出久根達郎さんが紹介して下さっています。
親しみやすい表紙で、亭主いわく、
「この表紙から小難しい内容は想像できないから、いいんじゃない?」
たしかに歴史小説って、小難しいと思われて、
敬遠されちゃうから、今回は、いいかなという気がします。
そろそろ書店に出揃う頃かと思いますので、
どうぞよろしくお願いします。中公文庫で680円です。



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