「かちがらす」タイトル文字

  • 2017.09.09 Saturday
  • 13:09

 佐賀新聞で連載中の小説のタイトル文字を額装しました。

 「かちがらす」というのはカササギともいう鳥で、佐賀に取材に行った際に、目と鼻の先で初めて見て、羽ばたきの美しさに見とれました。もともとは秀吉の朝鮮出兵の際に連れてこられて、野に放たれたのだとも言われています。「かちかち」と鳴くのが「勝ち」に通じ、武家には縁起のいい鳥とされたそうです。

 連載のタイトル文字が、この筆文字に決まるまでには、ちょっとしたドタバタがありました。実は連載開始の直前まで、私がタイトル文字を決めかねていていたのです。

 そんな時、いつも参加している幕末史研究会の二次会で、会長の小美濃清明さんが、たまたま近くに座っていた女性を指差して、「植松さん、彼女が何者か知ってる?」と聞いたのです。それが菅谷有槻子さんでした。

 菅谷さんのことは何年も前から知っていたし、史跡探訪のツアーなどにも一緒に参加していたのですが、あまり話をする機会がなくて、何をしている人なのか聞いたことがありませんでした。すると小美濃さんいわく「彼女は海外で個展を開くような書家なんですよ」

 ひえ〜。これは何かのお引き合わせに違いないと確信し、泣き落としでタイトル文字をお願いして、引き受けていただいたのです。菅谷さんが私の本を読んでくれていたことも幸いしました。

 突然のことだけに、すぐに打ち合わせをして、雰囲気の異なる文字の画像が8種類ほど、夜中にスマホに送られてきました。私は目をこすりつつも、じっくり見比べ、2番めの文字に決めました。翌朝、佐賀藩江戸屋敷ならぬ佐賀新聞東京支社の方が、菅谷さんの自宅まで取りに行ってくれて、万事解決。連載開始の2日前だったか3日前だったかの話で、恐ろしい綱渡りでした。

 その後、新聞社から返していただいて、先日、額装ができてきた次第。左上に見える小さな文字は△判颪い討△蠅泙后菅谷さんが画像を送ってくれた際に、番号を振った名残りです。

 この額に向かい合う形で、毎日、原稿を書いているのですが、とても力のある文字で、書きあぐねている時にでも、目に入ると「頑張らねば」という気になります。

 

番組、見損ねてしまった

  • 2017.06.15 Thursday
  • 11:54

BS11の番組「尾上松也の謎解き歴史ミステリー」の10回めが2・26事件で、しばらく前にスタジオ撮りに参加したのですが、うっかりしているうちに昨日、放送されたようです。ここしばらく小説に没頭していたといえば聞こえはいいのですが、相変わらず、頭に一項目ずつしか入らなくて・・・。いずれ録画のDVDが送られてくるとは思うので、ま、そのうち見ます。

http://www.bs11.jp/entertainment/nazotoki-mystery/

 

佐賀新聞の連載はじまりました

  • 2017.06.01 Thursday
  • 12:14

今朝から佐賀新聞の小説連載「かちがらす」がスタートしました。画像は一段の前半分です。若き直正公の頑張りが始まります。私も責任重大。

それにしても、もう6月。あとひと月で、今年も半分が過ぎていく。確か去年も同じことを言っていた。

 

佐賀新聞で連載が始まります

  • 2017.05.31 Wednesday
  • 08:08

来年の明治維新150年の企画で、6月1日から佐賀新聞で小説連載が始まります。鍋島直正を主人公にした「かちがらす」です。かちがらすというのは佐賀平野に生息する鳥のことで、かささぎともいうそうです。幕末の佐賀は「黒鉄の志士たち」でも書きましたが、やっぱりメインのヒーローは直正公だと思います。昨日の佐賀新聞朝刊に予告記事が載りました。ご期待ください。

コレ↓が取材の時のヒーローとのツーショット。

http://30miles.jugem.jp/?cid=13

 

江戸東京博の意外な客層

  • 2017.05.28 Sunday
  • 06:20

 昨日、友人に誘われて、江戸東京博物館の「特別展 坂本龍馬 没後150年」に行ってきた。驚いたのが、その客層。

 今まで江戸東京博には何回も出かけているが、私が見るような歴史系の企画展は、定年退職後とおぼしき男性が多い。私と似たりよったりの年齢の女性も、けっこういる。だが昨日は若い女性が圧倒的だったのだ。

 「何が起きたのだ? もしかして坂本龍馬、若い世代にブーム?」などと思ったのだが、後で学芸員の方に聞いたら、昨日は「刀剣乱舞」というゲームとのコラボがあったのだという。私も友人たちも「刀剣乱舞って何?」という状態だったのだが、どうやら今、流行の刀剣女子たちが押し寄せたということらしい。そういえば、展示されていた刀のとこだけ、行列ができてたな。

 そういうお客さんが刀をきっかけに、龍馬に興味を持って、ついでに私の文庫本「お龍」を読んで、私のファンになって押し寄せてこないかなあと願うのだが、友人いわく。「刀剣女子は刀剣だけで完結しちゃって、その先には行かないんですよ」

 やっぱり駄目か。だいいち、こっちだって「刀剣乱舞」知らなかったんだし。

 


 

 

渋谷でマンゴーパフェ

  • 2017.04.24 Monday
  • 14:11

 嫁にいった娘が、時々、遊びに帰ってきて、母娘で外食をするのだが、娘の好みは「うなぎ屋で白焼きをアテに熱燗」とか「寿司屋のカウンターで生ビールと刺し身」とか、きわめてオヤジっぽい。

 せっかく母娘で出かけるんだし「流行のふわふわパンケーキ、食べに行こうよお」とか、もうちょい女子的なものをと主張したところ、母娘で渋谷に出る機会があり、おしゃれなオイスターバーでワイン1本あけて、その勢いでデパートの1階で高級化粧品を購入。とても女子な時間を過ごした後、私が「女子大生の頃から行ってみたかったフルーツパーラーが駅前にある」と思い出し、さっそくGO!

 で、行ってみたところ、メニューには各種フルーツパフェが目白押しで、「これよ、これ、女子な感じ、いいねえ」と大興奮。ふと見ると、今のシーズンおすすめのパフェは、宮崎マンゴーを使ったマンゴーパフェ2800円! あまりの高額ぶりに引きまくり。でも学生時代から40年も憧れてたし、これからも来ることは滅多になさそうだしと迷っていたら、娘が遠慮もせず「私、コレ」と2800円を堂々と指差す。同じものを食べても何だからと、私はローズ&ベリーというパフェに。それも1800円なり。

 出てきたのが下の写真であります。マンゴーふた切れ、分けてもらいましたが。さすがに美味しい。私のはバラが一輪、オシャレにのっかってきました。バラのアイスは好みもありましょうが、ちょっと石鹸みたいなフレーバー。オババが女子やるのも無理がありました。

 

BSのテレビに出ます

  • 2017.04.06 Thursday
  • 22:49

 去年の秋、和宮の話でBS・TBSで「高島礼子・日本の古都」に出演しましたが、今度は春日局の話で同じ番組に出ます。放送は明日7日の金曜日、夜10時から。再来週も続きがあって、2週分になるそうです。春日局の京都での足跡を追う形で、あまり知られていない話も多く、オススメです。また画面汚しで恐縮ですが。少しはやせればいいのだけれど、やせないし・・・。

 それとはまったく別の話ですが、たまたま亭主が渋谷の洋風立ち呑み屋で呑んでいたら、インタビューを受けたそうで、カットされなかったら、8日の土曜日の夜10時からBS・NHK「経済フロントライン」というのに出るらしいです。小麦や食用油の値上げの話だそうで、立ち呑み屋で語っているおっちゃんが出たら、それが私のつれあいです。

 

今日は2・26事件の日

  • 2017.02.26 Sunday
  • 05:00

 2012年に「置かれた場所で生きなさい」というベストセラーがあったことを、ご記憶の方はおいでだろうか。著者は渡辺和子さんというカトリックの修道女だった。「読んでみたいな」と思いつつ、日が過ぎてしまったのだが、彼女の父親が二・二六事件で命を奪われた教育総監、渡辺錠太郎だったことを、ついさっきインターネットで知った。

 渡辺和子さんは成蹊小学校3年生の時に事件に遭遇。それも彼女の目と鼻の先で、父親が43発もの銃弾を浴びて殺された。その後、中高は四谷の雙葉、大学は聖心に進学し、上智で修士号、ボストンカレッジで博士号を取得。洗礼を受けたのは18歳で、29歳で修道会に入った。後年にはノートルダム清心の理事長や、日本カトリック学校連合会理事長も務められた。亡くなったのは去年の12月30日だったという。

 最近はカトリックの神父さまやシスターのなり手が減っていると聞くが、彼女も、あの凄惨な事件に遭遇しなければ、別の人生を歩んでいたことだろう。

 今日は2月26日。81年前の今日、この時間に、渡辺家も将兵たちに踏み込まれたのだろう。

 

新しい帯がついてます

  • 2017.02.23 Thursday
  • 17:51

 小学館文庫で去年6月に出た「愛加那と西郷」に、新しい帯がついています。文庫にする際には、大河ドラマが西郷さんになるなんて、夢にも考えていなかったけれど、せっかくならばと編集部で衣替えしてくれたようです。

 この親本の「黍の花ゆれる」のために、奄美大島まで取材に行ったのが、かれこれ十数年前。当時、本が1冊出ただけの駆け出し作家に、奄美の方たちは、とても親切にしてくださいました。

 奄美大島では大河ドラマの影響で、もう観光客が増えているそうです。格安航空券もあるらしいので、もう一回、奄美大島に行きたいな。今度は大島紬を買っちゃいそう。軽くて着やすいので、亡くなった母が大好きだったし、今、いちばん欲しい着物であります。

 

 

今年も頑張りました!

  • 2016.12.31 Saturday
  • 08:57

 大掃除も買い出しも終えて、無事に大晦日を迎えました。

 おかげさまで今年は怒涛のような1年でした。特に5月、6月は依頼原稿が詰まりすぎて、作家デビュー以来、最大のピンチでありました。書いても書いても、まだまだ仕事が残っており、さすがに間に合うのかと不安でした。書き直しても書き直しても、納得のいく仕上がりにならない原稿もあったし。本や雑誌が出てみると、ああ、頑張ったなという達成感はあるのですが。

 この年末に、担当編集者のひとりから、わざわざ電話があり、慰労の言葉をかけてもらえました。今年はたいへんでしたねと。本当に編集者には支えてもらっています。

 来年2月には「野性時代」の連載が単行本になるのと、ずいぶん前に「WEDGE」で連載していた「なりわいの先駆けたち」に、大幅加筆した人物伝が「なりわいの魁たち」と改題してノンフィクション系の本になります。頑張った結果が、またひとつ、ふたつと実を結びます。

 どうか、よいお年をお迎えください。写真は、わが家のコタツの上。

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